研究課題/領域番号 |
24820032
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
辻野 裕紀 九州大学, 言語文化研究科(研究院), 講師 (70636761)
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研究期間 (年度) |
2012-08-31 – 2013-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 朝鮮語 / n挿入 / 音節接合論 / 形態音韻論 / 社会言語学 |
研究概要 |
本研究の主たる目的は若年層(20代)ソウル方言話者の〈n挿入〉実現実態を闡明するところにある.そのために,本研究では,若年層ソウル方言話者を対象にインフォーマント調査とその分析を行なった. その結果,若年層ソウル方言話者の〈n挿入〉実現如何には,総じて後行要素の頭音が最も大きく関わっていること,また,後行要素の長さ,先行要素の末音,なじみ度,語構造,後行要素の第1音節の音節構造,語句の長さなど,多種多様な要因が抗衡しつつ,重層的に関与していることを明らかにした.こうした様相はいわゆる規範と懸隔しており,社会言語学的にも興味深いものである.
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