研究課題/領域番号 |
24820048
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
中国哲学
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研究機関 | 立正大学 |
研究代表者 |
田中 有紀 立正大学, 経済学部, 講師 (10632680)
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研究期間 (年度) |
2012-08-31 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 朱載イク / 楽律全書 / 律呂精義 / 平均律 / 何トウ / 江永 / 中国音楽 / 中国哲学 / 中国思想史 / 中国音楽史 / 芸術学 / 美学 |
研究概要 |
本研究は、十二平均律理論を発明した明代後期の朱載イクの「数」に関する理論を中心に分析した。朱載イクの音楽理論は、『漢書』律暦志の律暦合一の枠組を、宋学の象数易学理論によって構築しなおしたものである。従来の研究は、朱載イクの実証的側面に注目してきたが、本研究は彼の象数易学的思考の重要性を指摘し、何トウの陰陽理論との関係を明らかにし、朱載イクの数学書を分析した。朱載イクの象数易学的思考は、清の江永に受け継がれた。江永は河図・洛書が描く様々な数理を、楽律学に密接に連関させた。平均律は、象数易学的側面がさらに強化されることで、結果として、清代において受容されにくくなったと考えられる。
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