複数財オークションにおける収益単調性についての研究

• 研究課題/領域番号: 24830004
• 研究種目: 研究活動スタート支援
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 理論経済学
• 研究機関: 小樽商科大学
• 研究代表者: 白田 康洋 小樽商科大学, 商学部, 准教授 (80635110)
• 研究期間 (年度): 2012-08-31 – 2014-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円); 2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2012年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: 組合わせオークション / 収益単調性 / 需要の価格弾力性 / 独占 / Auction Design / Revenue Monotonicity / Elasticity / Monopoly / Game Theory / Substitutes / Complements

研究概要

本研究では他の望ましい性質を満たす唯一のオークションルールであるVickrey-Clarke-Grovesルールが，どんな場合にも財に関する収益単調性を満たすことは不可能であるということを明らかにし，財に対する選好が似通っているオークション参加者が複数存在するという限られた場合のみ，財に関する収益単調性を満たすことがわかった．
オークション参加者が増加すればするほどこの条件を満たしやすくなるため，政府が周波帯などの公共財をオークションで配分する際には，参加者を広く募り，参加しやすい環境を整えることが非常に重要であることがわかった．

研究成果

• [雑誌論文] Goods Revenue Monotonicity in Combinatorial Auctions (2013)
  • 著者名/発表者名: Yasuhiro Shirata and Nozomu Muto
  • 雑誌名: Discussion Papers, Hitotsubashi University 巻: No.2013-13 ページ: 1-20
  • URL: http://hdl.handle.net/10086/25908
• [雑誌論文] Goods revenue monotonicity in combinatorial auctions (2013)
  • 著者名/発表者名: Nozomu Muto and Yasuhiro Shirata
  • 雑誌名: Discussion Papers, Hitotsubashi University 巻: No. 2013‐13 ページ: 120-120
• [学会発表] Goods Revenue Monotonicity in Combinatorial Auctions (2013)
  • 著者名/発表者名: Yasuhiro Shirata
  • 学会等名: the 19^<th> Decentralized Conference
  • 発表場所: 横浜国立大学
  • 年月日: 2013-09-13
• [学会発表] Goods Revenue Monotonicity in Combinatorial Auctions (2012)
  • 著者名/発表者名: Yasuhiro Shirata
  • 学会等名: the Asian Meeting of Econometric Society
  • 発表場所: Delhi School of Economics
• [学会発表] Goods Revenue Monotonicity in Combinatorial Auctions (2012)
  • 著者名/発表者名: Yasuhiro Shirata
  • 学会等名: the Asian Meeting of the Econometric Society
  • 発表場所: Delhi School of Economics
• [学会発表] Goods Revenue Monotonicity in Combinatorial Auctions
  • 著者名/発表者名: 白田康洋
  • 学会等名: The 19th Decentralized Conference
  • 発表場所: 横浜国立大学