研究課題
研究活動スタート支援
子会社が増資を行ったときに生じる持分変動差額についての検討を行った。既存研究では,親会社以外が全額引き受けることによって,連結上,親会社持分比率が低下するが,親会社持分金額が増大する時に焦点を当てて議論されていた。本研究では,仕訳処理を通じて,既存研究のケース以外における持分変動差額が生じる場合についても検討した。持分変動差額が生じる仕訳は,親会社持分と少数株主持分の区別を明確にするためということから導かれる。個別会計における増資時の会計処理との整合性も考慮すると,持分変動差額は少数株主持分の金額を調整する役割を果たしていると考えられる。
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産業経理
巻: 第72巻 ページ: 93-103
120005255423
会計
巻: 第182巻第5号 ページ: 706-718
40019455610
『産業経理』
巻: 第72巻第3号 ページ: 93-103