研究概要 |
本研究では薄膜技術を用いてFeCoの格子を制御し、格子歪などを導入することで格子の軸比を変化させたときの磁気特性の変化を調べた。 1. Rh下地層上にFeCoエピタキシャル薄膜を作製し、熱処理することで保磁力が増大し、このときRh/FeCo界面においてFeCo層に格子歪がみられた。 2. FeCoにさらなる格子歪の導入を目指し、Rh/FeCo-X, Rh/FeCo-X-N薄膜(X= V, Cr, Zr, Sn)を作製した。その結果、FeCoのc/aが最大で5%増大し、膜面直方向に異方的な磁化曲線が得られた。
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