研究課題
研究活動スタート支援
低温(<70 K) でイオン照射された原子炉圧力容器モデル合金における照射欠陥の蓄積と回復の挙動、および照射欠陥の回復に伴う溶質原子の移行の挙動を、残留抵抗の測定によって半定量的に評価し、ミクロ組織の発達をモデル化する手法を開発した。具体的には、イオン照射実験で必要な薄膜試料の調整や、薄膜化が残留抵抗に与える影響の定量評価を行った。また、鉄基合金におけるはじき出し損傷あたりの残留抵抗率の増加が、純鉄の場合と比較して5割程度大きい事を見出した。多元系合金における残留抵抗率が二元系と比較して著しく大きい事も示された。これらの結果は、電気抵抗率の変化に基づいてミクロ組織の発達を推定する基盤となる。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (5件) 備考 (1件)
Nuclear Instruments and Methods in Physics research Section B
巻: 315 ページ: 153-156
1st International Conference on Maintenance Science and Technology (ICMST 2012)
IAEA-CN-194-072, PLiM 2012
http://www.nuclear.jp/blt