研究概要 |
制御のための通信ネットワークでは, 制御安定性を確保するために遅延をある範囲内に納める必要があり, かつ末端ノード数に対するスケーラビリティも確保する必要がある. 本研究の成果として初年度ではQualNetシミュレータを用いて, 従来規格の悪いスケーラビリティ特性を示した. そこで, 電力需給バランス制御を実現する階層型分散制御回線を提案した. 二年度目では基幹回線のための有効な集中型および分散型リソース最適化アルゴリズムを提案した.そして, 末端ノードの消費電力まで考慮した準最適な中継ノードの配置方法を検討した.スケーラビリティを有する高信頼な階層型制御ネットワークの基礎を実現した.
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