研究課題/領域番号 |
24860035
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
無機材料・物性
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
上田 純平 京都大学, その他の研究科, 助教 (90633181)
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研究期間 (年度) |
2012-08-31 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
採択後辞退 (2013年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 波長変換材料 / 透明導電膜 / 太陽電池 |
研究概要 |
青色・紫外領域に吸収を有するCeO2、ZnO、In2O3の酸化物ホストに、強い近赤外発光を示すYb3+イオンを添加し、その光学特性の評価を行った。光学特性評価としては、主に発光(PL)/励起(PLE)スペクトル測定を行った。 Yb3+単独添加のCeO2,In2O3セラミックスは、母体結晶のバンド間遷移のエネルギーに相当する紫外光励起により、1μm付近のYb3+発光を観測した。また、そのYb3+発光をモニターしたPLEスペクトルにおいて、母体結晶のバンド間遷移に帰属できるPLEバンドを観測した。以上から、母体結晶のバンド間吸収からYb3+へのエネルギー移動の存在を観測した。 一方、Yb3+を単独添加したZnOセラミックスに関しては、紫外励起でYb3+発光は観測されなかった。Yb3+のイオン半径は、Zn2+と比較し大きいため、固溶していないためだと考えられる。しかしながら、Li+を共添加すると、紫外励起により強いYb3+発光を示した。Yb3+の近赤外発光とZnOの母体発光の励起スペクトルを比較してみると、ZnOの母体発光の励起バンドは、バンド間遷移に一致し、Yb発光はそれよりも長波長に鋭いピークを有していた。これは、Liを共添加することによって作られた欠陥準位の可能性が高い。以上より、ZnO結晶中においてもYb3+とLi+を共添加することにより、母体結晶のバンド間吸収からYb3+へのエネルギー移動を観測した。 また、In2O3:YbとZnO:Yb-Liは、パルスレーザーデポジション法により薄膜を作製し、同様の波長変換機能を有することを確認した。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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