| 研究概要 |
重粒子線治療・宇宙線で重要な10～1000 MeV/u領域で、重要元素(炭素,酸素等)の核破砕片生成反応断面積のエネルギー依存性を測定した。特に重いターゲットの例としてPb(C,x)反応と、軽いターゲットの例としてC(C,x), C(Al,x)反応で生成する破砕片の生成断面積をエネルギーの関数として明らかにした。また、その測定を行うための画期的測定法を開発することに加え、測定された断面積を基に放射線輸送計算コードPHITSの反応モデル改良を行った。PHITSの反応モデルのうち、統計マルチフラグメンテーションモデルと量子分子動力学モデル改良版を本研究を通じて実装した。
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