研究課題
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マレーシアにおいて、数年に一度しか開花結実しないフタバガキ科樹木と、その種子に特異的な種子食ゾウムシの進化学的・生態学的相互作用について調査を行った。まず進化学的には、近縁なフタバガキ科を利用するゾウムシは必ずしも近縁種ではなく、ゾウムシが寄主の転換や拡大を行ってきたことが示唆された。これは、寄主の結実量が予測しづらいことへの適応策である可能性がある。また生態学的には、ゾウムシの幼虫の中には種子を食害してすぐに成虫になる種と、1年以上成虫にならない種がみられ、後者は幼虫休眠によって長い非結実期間を乗り切っていることが考えられた。
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Forest Ecology and Management
巻: (in press) ページ: 18-24
10.1016/j.foreco.2014.04.004
巻: in press
PLoS ONE
巻: 8(11) 号: 11 ページ: e79095-e79095
10.1371/journal.pone.0079095
巻: 310 ページ: 531-538
10.1016/j.foreco.2013.08.057