研究課題
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補体C5aは肥満細胞からヒスタミンを遊離する作用をもち、アナフィラトキシンとして知られる。リポ多糖(グラム陰性菌細胞壁成分)前投与マウスにC5aを投与すると致死的なアナフィラキシー様ショックが誘導された。他方、C5a単独投与の場合、直腸温の低下(マウス全身性アナフィラキシーの指標)は誘導されたものの、致死的ではなかった。意外なことに、リポ多糖とC5a投与により誘導されるアナフィラキシー様ショックは肥満細胞に依存せず、好塩基球と好中球、ヒスタミンに依存した。これらの結果から、先行する細菌感染が好中球の活性化を介して全身性アナフィラキシー重篤化を招く可能性が示唆された。
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アレルギー・免疫
巻: 20 ページ: 1126-1136
http://www.oral-immunology.dent.tohoku.ac.jp/
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