研究課題
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難治性腎症に対する新たな病態解明として、糖尿病に特異的なmTORC1の上流ならびに下流分子機構の解明に着目して研究を進めた結果、飽和脂肪酸がmTORC1を活性化しうる新規栄養素であること、mTORC1には増殖や分化以外に、ある種の環境下では細胞死を引き起こす役割があることを報告した。また、糸球体上皮細胞におけるオートファジー活性の低下が、腎症における高度蛋白尿、糸球体上皮細胞障害の病態に寄与することが明らかとなった。この結果は、糸球体上皮細胞におけるオートファジーの活性化が、mTORC1抑制による副作用を示さない、新たな治療法の開発になりえる可能性を示すこととなった。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件)
Biochim Biophys Acta.
巻: 1842(7) ページ: 1097-1108
巻: 1842 号: 7 ページ: 1097-1108
10.1016/j.bbadis.2014.04.001