研究課題
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歯周病原因菌Porphyromonas gingivalis (P.g.) が非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)に及ぼす影響について検討した。P.g.由来物質 (リポポリサッカライド;LPS、鞭毛成分、DNA) は自然免疫経路(TLR2,4,5,9)を活性化し、サイトカインやインフラマソームの発現を上昇させた。TLR2発現が上昇した脂肪肝ではTLR2のリガンドであるP.g.-LPSに対する感受性が高まり強い病原性を発揮すると考えられた。またP.g.歯性感染NASHモデルマウスの感染除去が肝臓の炎症性サイトカイン発現や炎症を改善し、歯科治療がNASHの治療戦略の1つとなる可能性が示唆された。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件)
J Gastroenterol
巻: 48(11) 号: 11 ページ: 1259-70
10.1007/s00535-012-0738-1
Journal of Gastroenterology
巻: 48 ページ: 1259-1270