研究課題/領域番号 |
24890145
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
免疫学
|
研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
佐古田 幸美 山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (30629754)
|
研究期間 (年度) |
2012-08-31 – 2014-03-31
|
研究課題ステータス |
採択後辞退 (2013年度)
|
配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 免疫 / 共シグナル |
研究概要 |
Hypoxia inducible factor (HIF)は低酸素誘導性の転写因子で、低酸素状態における血管新生や造血の促進、慢性炎症や癌の進展に関与することが知られているが、リンパ球による免疫応答におけるHIFの役割については解明されていない。最近の我々の研究により、免疫細胞に幅広く発現する共シグナル分子のHVEM(Herpes virus entry mediator)がHIFの機能亢進に関与することが判明した。一方でHIFは炎症性のTh17(T helper type 17)細胞の分化・発展に関与することが示されている。そこで本研究では、HVEMがHIFを介してTh17細胞の誘導を促進するという仮説を立て、これを動物モデルを用いて検証する。 平成24年度はまずin vitroでHVEMシグナル刺激によってリンパ球がTh17関連サイトカインを産生するかを検討した。マウスから分離したTリンパ球を抗CD3抗体とコントロールIgGあるいはHVEMシグナル刺激抗体(HM3.30)で刺激したところ、コントロール群と比較しHM3.30投与群はIL-17aを含むTh17関連サイトカインの産生が有意に上昇していた。 次にHM3.30によるin vivoの効果を検討した。マウスにコントロールIgGまたはHM3.30を200ug腹腔内投与し4日後に脾臓を摘出した。Th17細胞を同定するため脾細胞をPMAとionomycinにて4時間刺激し、flow cytometryにてIL-17aサイトカインの産生を解析すると、コントロール群に比べHM3.30投与群で有意にIL-17a産生細胞の割合が増加していた。現在、再現性を確認すると共にTH17誘導性の疾患であるEAE(experimental autoimmune encephalomyelitis)におけるHM3.30の役割について検討中である。
|
現在までの達成度 (区分) |
理由
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
|