新規細胞膜エストロゲン受容体のシグナル伝達機構の解析と受容体タンパク質の同定

• 研究課題/領域番号: 24890286
• 研究種目: 研究活動スタート支援
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 薬理学一般
• 研究機関: 産業医科大学
• 研究代表者: 高橋 圭太 産業医科大学, 医学部, 助教 (50634929)
• 研究期間 (年度): 2012-08-31 – 2014-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円); 2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: エストロゲン / 細胞膜受容体 / 植物性エストロゲン / カテコールアミン / 核内受容体 / ファージディスプレイ

研究概要

エストロゲンは核内受容体を介して種々の遺伝子の発現を調節し、作用すると考えられているが、細胞膜に存在する受容体を介する作用があることも知られている。
本研究ではウシ副腎髄質細胞細胞膜に存在する未知のエストロゲン受容体のシグナル伝達機構の解析と受容体のクローニングを試みた。既知の細胞膜エストロゲン受容体にエストロゲンが結合すると細胞内カルシウム濃度やcAMP濃度の増加が起こることが報告されているが、ウシ副腎髄質細胞ではどちらも増加しなかった。また、ファージディスプレイ法を用いた受容体分子のクローニングではいくつかの興味深い遺伝子を発見した。