研究課題/領域番号 |
24890305
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生物系薬学
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研究機関 | 独立行政法人国立長寿医療研究センター |
研究代表者 |
住岡 暁夫 独立行政法人国立長寿医療研究センター, 分子基盤研究部, 室長 (00431320)
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連携研究者 |
後藤 麻子 国立長寿医療研究センター, 研究員 (90455460)
高島 明彦 国立長寿医療研究センター, 部長 (00154774)
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研究期間 (年度) |
2012-08-31 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 神経科学 / 生化学 / 認知症 / 脳神経疾患 / 脂質 |
研究概要 |
タウ蛋白質の凝集形成は、アルツハイマー病 (AD)原因因子の一つであると考えられている。本計画で私は、膜脂質によるタウ凝集制御モデルを提案し検証に取り組んだ。 タウと脂質二重膜の相互作用を検証した結果、タウが特異的に結合する膜脂質成分X1を同定した。さらに、タウの脂質結合領域を同定し、結合の仕組みを明らかにした。脂質によるタウ凝集誘導を検証した結果、X1がタウの凝集形成を抑制することを明らかにした。興味深いことに、膜脂質成分X1がAD患者で減少していることが複数の研究グループから報告されている。以上は、脂質の代謝異常がタウの病変を介して神経変性に至るというAD進行モデルの可能性を示している。
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