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算数科における「きまり」を発見する探究的活動に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 24909048
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 教科教育学Ⅱ(理科系)
研究機関芸西村立芸西小学校

研究代表者

矢田 敦之  芸西村立芸西小学校, 小学校教諭

研究期間 (年度) 2012
研究課題ステータス 完了 (2012年度)
配分額 *注記
200千円 (直接経費: 200千円)
2012年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
キーワードきまり / 探求的活動 / 算数科
研究概要

1.研究の目的
算数において「数の構造」へ接近できる「数の規則性」に関する教材とその指導について検討し,これに基づく児童の探究的活動について,主に「探究心」の調査をもとに,その変容をみとることを目的とする。
2.研究の方法
「数の規則性」を扱った先行研究をもとに,「数の規則性」に関する教材を検討した(例えば,ビットマンの「数の本」にあるNA酷数など)。このうえで,本研究では「数の葡萄」という教材を開発し授業化した。これに並行し,児童の算数科に対する「探究心」の実態調査を行い,「数の規則性」を意識した授業を実施した後,算数科への「探究心」に関するポストテストを行った。
3.研究の内容
(1)算数科に対する「探究心」調査(プレテスト)
算数科に対する「探究心」を調査・分析するため,「島根式数学に対する情意的特性検査(ACTM)」を参
考に用いた。「探究心」の要素を「自信・誇り」「自主性」「内的成功への欲求」「達成志向の価値」「好意性」「思考の楽しみ」「学習の価値観」の7つのカテゴリーに分類し,1つのカテゴリーにつき下位項目3つの21項員に再構成した。
(2)教材開発
「偶奇を調べる」ことを目的とした紹介例として散見される教材であり,「計算ピラミッド」(「数の石垣」)の向きを逆にみたものである。一番上の3つの数をaとすると,2段目は2a,3段目は4aとなっている。本研究においては,一番上の真ん中の数と一番下の数の関係に,児童自らが気付くことをねらいとした。
(3)研究授業
小学校2年生を対象に行った結果,意欲的な取り組みのもとに規則性を見出すことができた。
(4)算数科に対する「探究心」調査(ポストテスト)
各項目ともに,分散分析の結果,平均の差が有意傾向であった。特に自主性について事後調査における各項目の主効果について,LSD法による多重比較の結果,全項目の平均の差が有意であった(MSe=0.1404,p<.05)。

報告書

(1件)
  • 2012 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013 2012

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 算数科における「テープ図」指導に関する研究2012

    • 著者名/発表者名
      矢田敦之
    • 学会等名
      全国数学教育学会
    • 発表場所
      岡山大学
    • 年月日
      2012-06-24
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書
  • [図書] 新しい算数研究2013

    • 著者名/発表者名
      矢田敦之
    • 総ページ数
      6
    • 出版者
      東洋館出版社
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書

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公開日: 2013-05-31   更新日: 2020-05-15  

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