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コーヒー豆粉砕時における熱発生および熱伝達挙動の解析

研究課題

研究課題/領域番号 24917004
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 工学Ⅰ(機械系)
研究機関一関工業高等専門学校

研究代表者

阿部 慶子  一関工業高等専門学校, 技術室, 技術職員

研究期間 (年度) 2012
研究課題ステータス 完了 (2012年度)
配分額 *注記
400千円 (直接経費: 400千円)
2012年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
キーワード粉砕熱 / 熱伝達挙動 / コーヒー
研究概要

コーヒーは,我々に「癒し」や「ひらめき」を与えてくれるとされる日本人にとってもはや一般的になった嗜好品である.さらに,生理的星医学的にも見直され,近年ますますその効果の研究が盛んになっている.毎日の生活の中で取り入れられている嗜好品として,コーヒーはその香味や新鮮な風味を維持しているかがしばしば問われることになるが,コーヒーが飲料の形になるまでは,生産国から輸入した生豆の状態から,選別・焙煎を経て,さらに粉砕という過程を経る.とくに,この時に発生する摩擦熱により,香味や風味が損なわれるとされていることから,本研究では,家庭用の手挽きコーヒーミルでどれほどの熱が発生し,美味しさや成分にどのような影響があるのかを解明することを目的とした.
本研究では,新鮮な焙煎豆をグラインドし,その時に発生する粉砕熱を熱電対により測定したコーヒーミルにはカリタKH-3を使用し,粒度のサンプルをとった.次に,実験装置の構築のために3D-CADでミルをトレースした.なお,コーヒーメーカーにより抽出したコーヒー飲料に含まれるクロロゲン酸成分を,高速液体クロマトグラフィーを用いて測定することを予定していたが,装置の都合により,粉砕熱を測定するところまでを実施した.
測定の結果,2人分のコーヒー豆26gを,特に意識しないスピードで粉砕する際に,ミルの粉砕物が堆積する底部において5℃程度の温度上昇が確認できた.
なお,本研究は国内の企業から研究協力をいただき,コーヒー起源伝説に関しての研究へと繋げることができた.その研究においては,コーヒー果実にもカフェインが含まれていることが明らかになり,コーヒー果実を煮出した液体と果実を搾った液体に含まれているカフェイン量をそれぞれ調べた結果,含有量はコーヒー飲料には及ばないものの,人体に覚醒効果をもたらすことができる十分な量と推測できた.(782字)

報告書

(1件)
  • 2012 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013 2012

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] コーヒーを香りから愉しむ-実習付き-(予定)2013

    • 著者名/発表者名
      阿部慶子
    • 学会等名
      (社)日本機械学会・技術と社会部門講演会
    • 発表場所
      明治大学(東京都)(予定)
    • 年月日
      2013-07-31
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書
  • [学会発表] コーヒー起源伝説から飲料になるまでの産業史2012

    • 著者名/発表者名
      阿部慶子, 藤田義彦
    • 学会等名
      (社)日本機械学会・技術と社会部門講演会
    • 発表場所
      秋田高専(秋田県)
    • 年月日
      2012-11-24
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書

URL: 

公開日: 2013-05-31   更新日: 2020-05-15  

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