| 研究課題/領域番号 |
24H00090
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| 研究種目 |
基盤研究(A)
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| 配分区分 | 補助金 |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
中区分2:文学、言語学およびその関連分野
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| 研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
松田 真希子 東京都立大学, 人文科学研究科, 教授 (10361932)
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| 研究分担者 |
林 良子 神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (20347785)
坂本 光代 上智大学, 外国語学部, 教授 (30439335)
岩崎 典子 南山大学, 人文学部, 教授 (30836028)
櫻井 千穂 大阪大学, 大学院人文学研究科(外国学専攻、日本学専攻), 准教授 (40723250)
岡田 浩樹 神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (90299058)
中井 精一 同志社女子大学, 表象文化学部, 教授 (90303198)
福島 青史 早稲田大学, 国際学術院(日本語教育研究科), 教授 (90823724)
Daniel Long 東京都立大学, 人文科学研究科, 教授 (00247884)
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| 研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2029-03-31
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| 研究課題ステータス |
交付 (2025年度)
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| 配分額 *注記 |
42,900千円 (直接経費: 33,000千円、間接経費: 9,900千円)
2025年度: 9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
2024年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
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| キーワード | 繋生語 / 継承語 / ネットワーク / 海外日本語社会 / 移動基盤社会 / translanguaging / ナラティブ / 国際繋生語 / CLD / コンタクトゾーン / コンヴィヴィアリティ / 汽水域 |
| 研究開始時の研究の概要 |
現在、日本を含む世界各地で、定住者を前提とした社会(定住基盤社会)から移住や多拠点居住などの非定住者を前提とした社会(移動基盤社会)への移行が進んでいる。移行に伴い多様な言語文化が混淆するコンタクトゾーンが地球規模で顕在化し、言語文化の継承や多文化共生が社会的な課題となっている。教育の現場もまた、言語アクセシビリティ、ダイバーシティ&インクルージョン等に配慮した教育デザインが求められている。本研究ではそうした社会的な課題に応える試みとして、動的・創造的・包摂的な「繋生(けいしょう)」語ネットワークを提案し、その理論研究、調査研究、応用研究、国際研究ネットワーク形成を行う。
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| 研究実績の概要 |
以下の4つのユニットで研究活動を行った。総括ユニットでは12回の公開/非公開のセミナーを開催し、ボリビアにて国際ワークショップを行った。 [1]理論研究ユニット:繋生語(継承語含む)教育の理論的・学術史的研究:[1-1]繋生語(継承語含む)教育の学術史的・思想史的研究を行った。[1-2]繋生語(継承語含む)に関する言説・イデオロギーの調査研究を行った。 [2]学校研究ユニット:海外繋生語(継承語含む)日本語学校の実践研究と教育応用:[2-3] ボリビア継承日本語学校において俳句や文学を応用したトランスリンガルアイデンティティテキストに関する実践研究を行った。[2-4] 繋生語(継承語含む)学校デザインのフレームワークの開発・実装・検証について、ボリビアにて実装と検証作業を行った。 [3]ナラティブ研究ユニット: 繋生語(継承語含む)話者ナラティブの研究:[3-1] 繋生語(継承語含む)話者ナラティブ(CLD-online活動) の実践を行った。[3-2]繋生語(継承語含む)話者ナラティブの動画の分析結果を発表した。[3-3] 繋生語(継承語含む)話者モデルナラティブのドキュメンタリーの制作を開始(2025年度に完成予定)。[3-4] 繋生語(継承語含む)話者のナラティブから見えるCLD話者をめぐる言説の分析について研究を行った。 [4]社会言語研究ユニット:コンタクトゾーンとしての海外日本語社会の言語生態の研究:[4-1] 海外日本語社会における日本由来のモノの移動・受容・変容とことばの関係について調査研究を行った。今年度は特にボリビアのサンタクルス周辺の日系コミュニティを中心に研究を行った、移住地が戦後の歴史の中でどのような経緯で移住したのか、90年代の横浜市への移住とどう関係しているのか、その背景の中でどのような言語文化継承教育が行われたのかについての調査研究を行った。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究は昨年度からの科研事業の継続であり、過去の研究プロジェクトをベースに順調に発展できていると思われる。国際繋生語についての理論面での研究は若干時間がかかっているが、理論の検討には時間がかかるので想定通りである。他のユニットでの研究活動は活発に行われている。
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| 今後の研究の推進方策 |
円安等の問題で、海外での調査研究、学術イベント開催に想定以上の経費がかかっている。若手研究者の研究協力者参加、海外の研究機関の研究協力者も20名以上いるため、他の外部資金を獲得しながらオンラインも併用し、研究活動を活性化させたい。また、移動によるマイノリタイズドされた人々の声だけでなく、生態環境全体としての辺境性やサバルタン性といったことも重視して研究を行う。移住先だけでなく、送り出し元となった日本の過疎の農村・漁村・島嶼部との関連性も積極的に研究を行う。
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