東アジアはなぜ少子化するのか―「家族主義」を問うリプロダクションの比較歴史社会学

• 研究課題/領域番号: 24H00156
• 研究種目: 基盤研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 中区分8:社会学およびその関連分野
• 研究機関: 日本大学
• 研究代表者: 小浜 正子 日本大学, 文理学部, 教授 (10304560)
• 研究分担者: 田間 泰子 大阪公立大学, 大学院現代システム科学研究科, 客員研究員 (00222125) ; 佐々木 愛 島根大学, 学術研究院人文社会科学系, 教授 (00362905) ; 武井 基晃 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (00566359) ; 豊島 悠果 神田外語大学, 外国語学部, 教授 (10597727) ; 五味 知子 慶應義塾大学, 文学部(三田), 准教授 (20751100) ; 板橋 暁子 東京大学, 附属図書館, 助教 (30837290) ; 桃木 至朗 大阪大学, 大学院人文学研究科(人文学専攻、芸術学専攻、日本学専攻), 招へい教授 (40182183) ; 吉田 ゆり子 東京外国語大学, その他部局等, 名誉教授 (50196888) ; 野辺 陽子 日本女子大学, 人間社会学部, 准教授 (50722518) ; 加藤 敦典 京都産業大学, 現代社会学部, 准教授 (60613750) ; 福永 玄弥 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (60975655) ; 小田 なら 東京外国語大学, 世界言語社会教育センター, 講師 (70782655) ; 姚 毅 大阪公立大学, 大学院生活科学研究科, 客員研究員 (80534726) ; 落合 恵美子 京都産業大学, 現代社会学部, 教授 (90194571) ; 曾 ケイエ 奈良女子大学, アジア・ジェンダー文化学研究センター, 協力研究員 (30848552) ; 郭 立夫 筑波大学, ヒューマンエンパワーメント推進局, 助教 (91002400)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 38,220千円 (直接経費: 29,400千円、間接経費: 8,820千円); 2025年度: 12,350千円 (直接経費: 9,500千円、間接経費: 2,850千円); 2024年度: 12,350千円 (直接経費: 9,500千円、間接経費: 2,850千円)
• キーワード: 東アジア / 少子化 / ジェンダー / リプロダクション / 家族

研究開始時の研究の概要

本研究は、世界で最も少子化の進んでいる東アジアの各地域のリプロダクションの多様な局面を通じて家族・ジェンダー構造を比較歴史社会学的に分析し、それぞれの社会の特徴を明らかにするとともに、欧米や東南アジアなどと比べた東アジアの共通の性格を浮き彫りにしようとするものである。
東アジアでは、生殖が家族と強く結びついている。本研究の中心となる問いは、「東アジアを超少子化させる「家族主義」の内実はどのようなものか」である。東アジア各地域の「家族主義」といわれるものは、じつは地域によって相当に異なった内容を持ち、また可変的なものではないかと考え、そのリプロダクションに関わる内容を明らかにする。