研究課題
基盤研究(A)
薄膜高温超伝導線の交流損失を100分の1に低減することを目指し、局所的欠陥が存在しても通電特性を損なわずに超伝導薄膜を数十ミクロン以下の幅のフィラメントに分割し、交流損失を低減するアイデアを検証することを目的とする。具体的には、隣接フィラメントの間に設けた超伝導ブリッジを通して局所的欠陥を迂回して電流がミアンダ状に流れることを可能にし、薄膜高温超伝導線全体をスパイラルに巻くことによりフィラメント間のギャップに磁束が侵入できるようにして、有効に交流損失を低減する。