研究課題
基盤研究(A)
半導体やセラミックスに用いられる無機結晶は、強固な化学結合性ゆえに、室温で強度は高いが脆い性質をもつとされてきた。しかし近年の硫化亜鉛結晶に関する研究により、周囲の光環境が結晶の機械的性質に大きな影響を与えていることが判明した。しかし、同現象がどのような半導体で発現しうるのかについては判然としていない。本研究では、実用的に重要な酸化物半導体も研究対象として加え研究を進める。光照射時の力学物性に関する実験および計算解析に加え、発光などの新規機能発現の検証を行い、半導体中の転位に関する新しい材料科学構築を目指す。