研究課題
基盤研究(A)
生命誕生の瞬間である受精は精子が雌性生殖路内でいくつかのステップを経るが、その詳細な分子メカニズムは明らかになっていない。研究代表者はこれまでゲノム編集技術CRISPR-Cas9を用いて、150種類を超える遺伝子組換えマウスを開発して分子機構の一端を解明してきた。本研究では、研究代表者が世界をリードする3つの生殖ステップ(精子成熟、精子移行、受精)に着目して、様々な実験動物種と遺伝子組換え技術を駆使して進化の観点から疾患モデル動物を開発、そして解析する。以上より、本研究は哺乳類が誕生した2億年以上前から脈々と続く進化における生殖関連遺伝子群の機能遷移とその分子メカニズムの全容解明を目指す。