減数分裂と体細胞分裂の違いを決定する中心体の分子制御

• 研究課題/領域番号: 24H00572
• 研究種目: 基盤研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 中区分44:細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
• 研究機関: 国立研究開発法人理化学研究所
• 研究代表者: 澁谷 大輝 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, チームリーダー (30737929)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2029-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 46,670千円 (直接経費: 35,900千円、間接経費: 10,770千円); 2025年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円); 2024年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
• キーワード: 配偶子 / 生殖細胞 / 中心体 / 鞭毛

研究開始時の研究の概要

不妊症を抱えるカップルは世界中で約15％存在するとされ、その分子基盤の理解は早急な社会命題である。不妊症は配偶子（精子と卵子）の形成に特化した細胞分裂様式である「減数分裂」の異常や、その後の配偶子形成過程の破綻に主に起因することが知られている。本研究では、中心体と呼ばれる細胞小器官に着目し、減数分裂や配偶子形成過程における中心体の役割やその機能破綻がもたらす病態を明らかにする。特に中心体が精子の鞭毛形成の起点へと分化するために必要な分子制御を解明することで、正常な配偶子形成や生死の受精能獲得に必須な中心体の役割を明らかにしたい。本研究成果はヒトの不妊症研究に新知見をもたらすことが期待される。