動的システム化の科学～蝶の羽ばたき飛翔を例として～

• 研究課題/領域番号: 24H00723
• 研究種目: 基盤研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 中区分61:人間情報学およびその関連分野
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 泉田 啓 京都大学, 工学研究科, 教授 (60206662)
• 研究分担者: 安藤 規泰 前橋工科大学, 工学部, 准教授 (70436591) ; 飛龍 志津子 同志社大学, 生命医科学部, 教授 (70449510) ; 飯間 信 広島大学, 統合生命科学研究科(理), 教授 (90312412) ; 平井 規央 大阪公立大学, 大学院農学研究科, 教授 (70305655) ; 青柳 富誌生 京都大学, 情報学研究科, 教授 (90252486)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 47,580千円 (直接経費: 36,600千円、間接経費: 10,980千円); 2025年度: 11,050千円 (直接経費: 8,500千円、間接経費: 2,550千円); 2024年度: 10,790千円 (直接経費: 8,300千円、間接経費: 2,490千円)
• キーワード: 動的システム化 / 蝶 / 羽ばたき飛翔 / 運動知能 / 機能重畳

研究開始時の研究の概要

蝶は脳神経・身体・流体に観られる階層的機能を用いて，高いマヌーバビリティと適応的能力（運動知能）をもつ羽ばたき飛翔を実現している．また，空気力の発生と飛翔状態を変える制御といった複数の機能が重畳されている．そこで，階層的で重畳された機能，および，運動知能の実現方法を研究し，動的システム化の科学という新たな研究領域を創出する．計測・解析系を構築し，動的システム化の方法を解明し，従前不可能だった高度な人工システムの実現を目指す．この方法論は，高度な人工システムの設計論とともに脳科学や気象予報など様々な社会課題に応用できる可能性を有している．