本研究の目的は今までの在日朝鮮人女性を考察し直し、在日朝鮮人社会領域の中で新しい局所的な試行から捉える認識を考察することである。2022年12月時点で在日韓国・朝鮮籍保有者全体の3割が30代から60代の女性である(法務省出入国管理庁の公表)。今後最新の在日朝鮮人研究を進めるためにミレニアル世代および中高年世代の在日朝鮮人女性たちに焦点を当て、女性たちにとっての再就職と雇用問題を考察する。今日非正規雇用として働く職場での待遇、韓国の大衆文化流行(韓流ブーム)の影響とコロナ禍の前後の働き方の違い、雇用形態、家庭との両立、キャリアパスについて聞きこみ、現状の問題点と課題について分析していく。
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