高校家庭科食分野において,エシカル消費教育の題材として「道の駅」に着目した。ほとんどの「道の駅」が農産・農林水産直売所で地産地消を行っており,身近で望ましいエシカル消費活動モデルといえる。高校生が「道の駅」で事業者や生産者と主体的・対話的で深い学びを行うことで,食に関するエシカル消費の実践者を養うことができると仮説を立てた。本研究は,高校生および「道の駅」事業者や生産者の,食に関するエシカル消費の意識や実践状況を把握すること,「道の駅」の食に関する主体的・対話的で深い学びにつながるエシカル消費教育を展開し,生徒の消費意識と行動変容を評価することとする。
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