「主体的に学習に取り組む態度」は、自己調整など学習者の態度側面を見取る評価の観点として示されたが、指導者は適切な評価基準(ルーブリック)を明示できていないという実態がある。 この観点は、自身の思考を認知し調整していく「メタ認知」の側面から捉えることができる。メタ認知が働いているかどうかを指導者が見取り、自身がメタ認知を働かせているかどうかを学習者が意識できれば、評価の信頼性・妥当性を保障できる。 そこで、中学校社会科歴史的分野を例に、メタ認知を見取るルーブリックの開発実践研究を行う。本研究をスタンダードとして、ルーブリック開発を社会科の他分野、他教科にも応用・転用可能となるものを示す。
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