VUCAな時代となった今日,教育界に要請されているのは,予測不可能な状況に立ち向かい,新しい未来・社会をつくり上げていくために,計画し,意思決定し,行動していく学習者の育成である。社会科としてVUCAな時代に対応できる学習者を育成するためには,授業者から学習者へ段階を踏んで「学習の主体性」が移行されていく学習過程の具体的な展開方法を開発することが求められる。 そこで本研究では,学習者と授業者をつなぐ学習支援ツール(概念的知識をピクトグラムのようなイラストに変化させ,考察の補助になる問いを記述したアイコンのこと)を開発・実践し,社会認識形成に効果的な社会科評価モデルを提示することを目的とする。
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