様々な学力調査の結果から、多くの中高生が「書くこと」に苦手意識を持っている。この「書くこと」の英語力を効果的に伸ばす学習指導の1つの手法が「看図アプローチ」である。このアプローチは、近年の学習指導でも強く求められている「主体的・対話的で深い学び」にも合う効果的な協同学習の1つである。 しかしながら、このアプローチを活用した英語の授業実践は、ほとんど行われていない。そこで、本研究では、看図アプローチ協同学習を定時制高校で行い、その実践を詳細に報告し、看図アプローチの有効性や「書くこと」の英語力がどのように伸びるかをワークシートの記述内容などから考察する。
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