我が国では、企業等に対して、一定の割合(法定雇用率)以上の障害者の雇用を求めたり、職場における障害者への合理的配慮の提供を義務化したりして、障害者の社会参加と職場定着に貢献することを求めている。聴覚障害のある人は、聴覚障害のない人と比較して一般企業就職後の職場定着率が低く、就職する前に、合理的配慮の提供に関する意思の表明と、職場で様々な相手と建設的対話ができるようになる練習の機会を多く設けることが重要である。そこで本研究では、言語系生成AIを用いて、聴覚障害のある人が様々な相手と様々な就労場面で意思の表明及び建設的対話のできる学習機会を実現し、その効果を評価したい。
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