電子ビーム露光による微細加工は、数ナノメートルまで収束可能な電子ビームにより微細加工に優れ、任意のパターン形状の露光が可能である。電子ビーム露光はパターンを電子ビームで偏向可能なフィールド毎にウェーハを移動して順次露光するため大面積パターンでは、大きな偏向幅が得られず露光時間が長くなりスループットが低下する原因の一つとなる。その対策のためUV光に感受性があるネガ型レジストによる電子ビーム露光において、レジストの感度を向上させるために、電子ビーム露光後のレジストにUV光を重ね合わせて一括照射露光する。これによりパターン形成に必要な電子ビーム露光量を低減させ、レジストの高感度化を実現する。
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