筋拘縮型エーラス・ダンロス症候群(mcEDS)のモデル動物であるChst14遺伝子欠損マウス(Chst14 KO)は、homo KO(Chst14-/-)の出生率が低いため、成獣を実験に用いることが困難であった。我々は、Chst14 KOの遺伝背景をBALB/c系統に置換することや環境エンリッチメント(EE)を使用することでChst14-/-の出生率が改善することを発見したが、その要因は不明である。本研究では、出生率改善に重要な要因を解明するために遺伝背景の違いやEEの有無による母親Chst14 KOの血中・尿中のコルチコステロンとオキシトシンの変化を解析する。
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