SGLT-2阻害薬による大動脈解離発症予防効果の検討

• 研究課題/領域番号: 24H02608
• 研究種目: 奨励研究
• 配分区分: 補助金
• 審査区分: 3160:薬理学関連
• 研究機関: 徳島大学
• 研究代表者: 近藤 正輝 徳島大学, 病院, 薬剤師
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2025-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 470千円 (直接経費: 470千円); 2024年度: 470千円 (直接経費: 470千円)

研究開始時の研究の概要

大動脈解離は動脈硬化や高血圧を背景に引き起こされ、高い確率で死に至る臨床上重要な疾患である。本疾患は極めて急速に発症・進展し突然死の原因となるため、発症予防策を確立することが喫緊の課題である。心血管疾患予後における主要な危険因子である糖尿病は大動脈疾患について疫学・観察研究で負の相関が確認されており、その理由の一つとして糖尿病薬が関与しているとの報告がある。そこで、本研究では FAERS 解析により大動脈解離予防薬候補として見出された糖尿病薬の SGLT-2 阻害薬の解離発症予防効果及びその作用機序を基礎研究の手法を用いて明らかにする。