| 研究課題/領域番号 |
24K00028
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| 研究種目 |
基盤研究(B)
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| 配分区分 | 基金 |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分01060:美術史関連
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| 研究機関 | 独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館 |
研究代表者 |
沼沢 ゆかり 独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館, 学芸研究部, 研究員 (00881715)
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| 研究分担者 |
小山 弓弦葉 独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館, 学芸研究部, 課長 (10356272)
村上 佳代 文化学園大学, 国際文化学部, 職員(学芸員) (40449278)
廣谷 妃夏 独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館, 学芸研究部, アソシエイトフェロー (90940487)
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| 研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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| 研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2026年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2025年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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| キーワード | 染織工芸史 / トライバル・ラグ / 民族衣装 / アジア遊牧民 / 松島清江 |
| 研究開始時の研究の概要 |
東京国立博物館と文化学園服飾博物館には、アジア遊牧民染織研究者の松島清江氏(1922~1992)が1960年~1989年に収集した、インド北西部から西アジアの遊牧民を中心としたラグや服飾品が所蔵される。この「松島コレクション」は、現地で撮影された写真資料も付随する貴重なコレクションであるが全容の公開には至っていない。遊牧文化が失われつつある現在、遺された資料と周囲の証言をもとに遊牧民の暮らしをふまえた作品の調査研究は急務である。本研究は松島氏が遺した資料・写真をもとに現地調査を行い、遊牧民の染織文化について技法や文様から製作地域・部族の関連性を考察し、遊牧民染織の基礎研究を築くものである。
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| 研究実績の概要 |
本研究課題の目的は、東京国立博物館と文化学園服飾博物館に所蔵される、アジア遊牧民染織研究者の松島清江氏(1922~1992)収集のアジア遊牧民染織作品を調査し、その全容の把握することである。加えて、各作品の特徴から、遊牧民の暮らしと染織文化のかかわりを検討することである。 はじめに、2021年より開始した、本研究の起点となる東京国立博物館所蔵作品の悉皆調査について、2024年4月に終えることができた。計203点におよぶ作品の詳細な材質や染織技法に関するデータをとることができ、さらに作品に付された松島氏によるタグから、推定される製作した人々・地域に関する傾向をおおまかにつかむことができた。次に、2024年6月より文化学園服飾博物館所蔵の松島コレクションの悉皆調査を開始した。2025年1月までの間で、計63点の作品のデータを取得している。推定製作地域によって多用される染織技法、色使い、モチーフが明らかに異なることが調査結果からも判明した。 また、東京国立博物館に保管される、松島氏撮影の現地風景を写した35mmマウントスライドフィルムのスキャン作業を進め、計3,795枚分のデータを取得した。これらは、松島氏が赴任した1960~1990年代初頭の様子を写した貴重な写真である。加えて、オンラインで研究分担者・協力者を対象とした研究会を開催し、各作品の製作者等について検討を重ねた。 上記の調査結果等をふまえつつ、主にバローチスターンに暮らす人々である、バローチの染織作品に焦点を当てた特集展示「遊牧のくらしとテキスタイル―バローチを中心に―」を2024年11月12日(火)から2025年2月16日(日)まで、東京国立博物館東洋館地下1階13室にて開催した。本展の開催にあたっては生活の様子や染織技法をわかりやすく解説したリーフレットを作成し、配布した。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
3: やや遅れている
理由
2024年度には、東京国立博物館所蔵作品の悉皆調査が完了し、特集展示を通じ、成果発表を実施することができた。 その一方、スキャン作業を進めている35mmマウントスライドおよび、文化学園服飾博物館所蔵作品の総数が非常に多く、調査データ取得や考察はやや遅れているといえる。
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| 今後の研究の推進方策 |
はじめに、本年度も文化学園服飾博物館所蔵の松島コレクションの悉皆調査を継続し、各作品の詳細な情報の集成と、これらの考察を行う。次に、成果報告のひとつとして、研究ノート等で、東京国立博物館所蔵作品に関し、技法、文様の特徴などのデータをまとめた調査報告を行いたいと考えている。なお、つづく2026年度には、東京国立博物館所蔵作例の松島コレクションに関する書籍出版を検討しており、これに向けた作品の撮影作業や、調査データ整理、スキャン済みスライド写真の分類などを進める。 さらに本年は、インド北西部から、可能であればパキスタンにかけての現地調査を予定している。特集展示を行ったバローチをはじめ、ラバーリー、ジャート等の現在の生活様式と染織文化のかかわりについて、実地調査を行うことで明らかにしたい。
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