| 研究課題/領域番号 |
24K00049
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| 研究種目 |
基盤研究(B)
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| 配分区分 | 基金 |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分02030:英文学および英語圏文学関連
小区分02040:ヨーロッパ文学関連
合同審査対象区分:小区分02030:英文学および英語圏文学関連、小区分02040:ヨーロッパ文学関連
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| 研究機関 | 専修大学 |
研究代表者 |
越智 博美 専修大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (90251727)
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| 研究分担者 |
有光 道生 慶應義塾大学, 法学部(日吉), 教授 (30715024)
井上 間従文 一橋大学, 大学院言語社会研究科, 准教授 (50511630)
吉原 ゆかり 筑波大学, 人文社会系, 教授 (70249621)
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| 研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2028-03-31
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| 研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
15,730千円 (直接経費: 12,100千円、間接経費: 3,630千円)
2027年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2026年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2024年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
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| キーワード | 冷戦期文化政策 / バンドン会議 / 沖縄 / 琉大文学 / USIS / 黒人文学 / 安谷屋正義 / James Baldwin / 冷戦 / アメリカ文学 / 文化政策 / アーカイヴ / ミドルブラウ |
| 研究開始時の研究の概要 |
本研究は、バンドン会議(アジア・アフリカ会議)、ジュネーブ会議の行われた1955年を境に、「第三世界」と呼ばれるようになった地域が参画することによって冷戦期における米国主導のグローバルな文化外交政策が経験した変容を、環太平洋、環大西洋、その他地域を相互に横断する地政学的な変動との関連において、トランスナショナルかつ学際的な文学研究 の視座から精査することを目的とする。その目的のために、国務省、財団、国際機関(UNESCO等)の文化政策に関する一次資料調査を実施するほか、その成果を英語の論文にて発表するものとする。
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| 研究実績の概要 |
本研究は1955年(バンドン会議)前後の冷戦体制の変容を考察することを大きな柱としているが、令和6年度は、国際研究集会「文化冷戦と文学 特集堀田善衛」を令和6年11月17日に、また"The Cultural Cold War and Literature: Geopolitics of Publication Culture"というタイトルの国際研究集会を令和7年1月11日ならびに13日に開催した。また、英語論集について、あらためて海外研究協力者のHrilaos Stecopulos, Greg Barnhiselと会談し、今後の進行を計画した。 個人研究としては、越智は反共知識人団体の雑誌における文学作品、UNESCOの翻訳シリーズなどに着目し、日本文学の翻訳を冷戦の文脈で考察、吉原は、バンドン会議の時点で第三世界中立主義を代表すると期待されたインドネシアが、1965年の政変以降、強力に反共産主義を推し進めた経緯をアメリカのインターアジア文化外交(USIS, 文化自由会議、アジア財団等)の文脈のなかで調査・考察した。井上は、米軍統治下沖縄において文学と絵画が当時の若者たちの社会運動といかに関係性を切り結んだかについて研究を行い、画家安谷屋正義の米軍基地を含む風景画における美的フォーム、琉大マルクス主義研究会に関わった詩人に焦点を当てて調査した。有光は、冷戦下におけるアフリカ系アメリカ人作家・詩人とFBIとの関係について資料収集し、司法警察による監視が文学に与えた影響について考察した。また、Amiri Baraka(旧名 LeRoi Jones)による戯曲の日本上演と米国外交政策との関連性、冷戦下におけるJames Baldwinのスイス滞在経験が現代アフリカ系作家Teju Coleに与えた影響についても調査した。また、各メンバーそれぞれが考察の一端の学会発表を行っている。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
2: おおむね順調に進展している
理由
個々の研究については、それぞれが責任を持って実行でき、また成果の一端はそれぞれに学会発表なども行っている。ただし、招聘計画について、2024年度は計画にしたがいMichael Bourdachsを招聘し、また進捗状況と合致したことでGiles Scott-Smith氏を招聘したが、Greg Barnhisel, Harilaos Stecopoulosについては、2025年度の招聘となったという点で「おおむね」という判断をしたい。とはいえ、2025年度招聘計画はすでに動いており、着実な進展が見込まれる。
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| 今後の研究の推進方策 |
本課題のメンバーはそれぞれが順調に資料収集等を行っており、今後も計画通りに進めていく。越智は、とりわけ川端康成やWilliam Faulknerといった日米のノーベル賞作家の翻訳での流通に着目してリサーチ、吉原は文化自由会議やアジア財団などによってゆるやかに結びついていたアジア文化人・作家(Mustapha Lubis, N.V.M. Gonzalez, Sionil Jose)の英語による(あるいは英語に翻訳された)作品について調査を予定。井上は引き続き沖縄の作家について調査を進め、有光はJames Baldwinについてコロンビア大学で、またKatherine Dunhamの訪日滞在と米国外交政策との関係を明らかにするため、2024年度に実施できなかったサザン・イリノイ大学カーボンデール校所蔵のKatherine Dunham Papersにおいてアーカイブ調査を行う。 全体企画としては冷戦読書会を定期的に開催し、知見の共有を図るほか、6月にアイオワ大学のHarilaos Stecopoulosならびにロヨラ・マウント大学のJulia Lee氏を東京と京都に招聘(Stecopoulos氏はさらに長野),令和8年初頭にデュケーン大学のGreg Barnhiselを招聘するとともに英語による共著企画のプロポーザルを作成する。
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