研究課題
基盤研究(B)
現在の日本では幼少期のうちに数千時間もの超長時間の早期英語学習を子供に与える家庭が出現している。しかし、子供の柔らかい脳に対してそのような強烈な学習経験がどう影響するか完全には分かっていない。本研究は、超長時間の早期英語学習が子供の英語、日本語・国語、一般認知能力の発達に対して及ぼす影響の全体像を明らかにするため、言語学・教育学・脳科学の複数の手法を組み合わせながら、学習の初期から最終段階までを対象とする大規模な実験を行う。これにより、人間の多言語獲得能力の性質の解明に貢献できるだけでなく、早期英語教育の議論の土台となる科学的データを社会に提供することを目指す。