• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

先史南琉球をモデルとした「モザイク状境界領域」の形成に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 24K00140
研究種目

基盤研究(B)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分03050:考古学関連
研究機関琉球大学

研究代表者

山極 海嗣  琉球大学, 島嶼地域科学研究所, 准教授 (80781202)

研究分担者 山野 ケン陽次郎  熊本大学, 埋蔵文化財調査センター, 助教 (10711997)
深山 絵実梨  金沢大学, 古代文明・文化資源学研究所, 客員研究員 (10801144)
波田野 悠夏  東北大学, 学際科学フロンティア研究所, 助教 (10907504)
青山 洋昭  琉球大学, 研究基盤統括センター, 特命講師 (20468078)
田村 光平  東北大学, 東北アジア研究センター, 准教授 (60725274)
亀島 慎吾  沖縄県立芸術大学, 芸術文化研究所, 研究員 (80970938)
研究期間 (年度) 2024-04-01 – 2028-03-31
研究課題ステータス 交付 (2024年度)
配分額 *注記
18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)
2027年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2026年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2025年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2024年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
キーワード考古学 / 境界領域 / 宮古・八重山諸島 / 沖縄諸島 / フィリピン / 先史時代 / 移動・交流 / マリアナ諸島 / 琉球列島 / 新石器時代 / 島嶼人類 / 移住・交流 / 文化形成・適応
研究開始時の研究の概要

先史時代の東シナ海上では「縄文文化集団の琉球列島への南下」と「台湾からの新石器文化集団の拡散」という二つの人類集団・文化の大きな動きが発生しており、琉球列島の南琉球はこうした二つの動きの狭間で物質文化と遺伝的特徴では異なる起源と境界線が混在し重なり合う「モザイク状境界領域」を形成した。本研究課題は、この特殊な境界領域に対して、物質文化を基にした文化的側面で生じた周辺地域との間での細かい関係性を明らかにすることで、複雑な境界領域を成り立たせている構造・背景・要因へと迫る。

研究実績の概要

本プロジェクトは、先史宮古・八重山諸島を境にした文化や人の移動の境目が複雑に交差したと考えられる「モザイク状境界領域」に注目し、主に考古学的データを中心とした文化的側面から境界領域を読み解くことで、隣接分野との成果と総合してそのメカニズムを解明することを目的とする。2024年度はその1年目に当たり、本年度は境界領域としての宮古・八重山諸島を読み解くための基礎となる考古学的データの獲得を目指した。本年度の作業では、従来は国や地域・専門などによって基準がバラバラであったデータを、プロジェクトチーム全体でDMPにも沿ったデータ取得・作成・管理についての方針を統一して収集し、共有化された基準で比較分析データを獲得している。2024年度は特に沖縄諸島、宮古・八重山諸島、フィリピン、マリアナ諸島におけるデータを拡充したほか、新規の発掘調査によるデータも追加するなど新規的成果も獲得できたことが大きい。加えて、宮古・八重山諸島で獲得された新規的なデータに関しては理化学分析も実施し、本地域の新たな知見をもたらすデータが獲得できている。一方で、プロジェクトメンバーの一部にやむを得ない健康上の理由で長期間調査・研究が行えない時期が発生したため、計画していた一部地域でのデータ取得は繰り越すこととなった。これについては研究代表者を中心に当事者間との連携を取って適宜計画を調整した。具体的なアウトプットとしての成果はまだ1年目のため多くはないが、本プロジェクトに関する背景や、プロジェクトメンバーが本プロジェクト開始までに積み上げてきた研究土台を基に、複数の論文やMISC、口頭発表、展示イベントへの参加などを通して成果を公開した。2年目以降は、1年目に獲得したデータおよび進めていた解析を基により新規的かつ革新的な成果の獲得を見込んで計画を進めている。

現在までの達成度
現在までの達成度

3: やや遅れている

理由

2024年度の実施作業では、複数のプロジェクトメンバーによる多角的な調査・分析を見込んでいた。しかしながら、複数名のメンバーにやむを得ない健康上の理由により長期間にわたって調査・研究を実施できない期間が発生し、当初計画からの変更と調整を行う必要があった。幸いにもその他のメンバーの尽力も大きく、致命的な遅れとはなっていないが、当初計画に対して若干の遅れが発生している点は否めない。健康上の理由はいずれもやむを得ないものであったが、幸いにも復帰の目途は立っており、2年目以降はいずれのメンバーも計画されている作業に戻ることが期待できる。

今後の研究の推進方策

本プロジェクトの当初計画では1-2年目に基礎となる考古学的データや解析の実施を計画しており、1年目に引き続き作業を進めていく。2024年度に健康上の理由から遅れが発生していた作業についても、当該メンバーが復帰する目途が立ってきているため、研究代表者を中心に適宜連携・調整しつつ計画を進めていく。また、2025年度は現地調査などを通して3-4年目の総合的な議論も見据え、様々な地域・分野との関係を構築しつつ連携も強化していく。加えて、いくつかの解析で成果の獲得が見込めるため、論文等を通した成果発表を積極的に狙っていく予定である。

報告書

(1件)
  • 2024 実施状況報告書
  • 研究成果

    (17件)

すべて 2025 2024

すべて 雑誌論文 (13件) (うちオープンアクセス 1件、 査読あり 2件) 学会発表 (4件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] The cultural transmission of Ongagawa style pottery in the prehistoric Japan: quantitative analysis on three-dimensional data of archaeological pottery in the early Yayoi period2025

    • 著者名/発表者名
      Noshita Koji、Nakagawa Tomomi、Kaneda Akihiro、Tamura Kohei、Nakao Hisashi
    • 雑誌名

      Journal of The Royal Society Interface

      巻: 22 号: 223 ページ: 20240889-20240889

    • DOI

      10.1098/rsif.2024.0889

    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 第九章 人類史を数理で読み解く-「変化を伴う由来」から生じる多様性-2025

    • 著者名/発表者名
      田村光平
    • 雑誌名

      東北大学教養教育院叢書「大学と教養」 新しい途を拓く

      巻: なし

    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 先史沖縄諸島におけるイモガイ科製貝輪の製作工程に関する研究2025

    • 著者名/発表者名
      山野ケン陽次郎
    • 雑誌名

      奄美考古第

      巻: 11 ページ: 139-153

    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 西之表市小浜貝塚出土オオツタノハ関連資料に関する一考察2025

    • 著者名/発表者名
      山野ケン陽次郎
    • 雑誌名

      種子島小浜貝塚の調査研究-「ボカシの文化」にメスを入れる-

      巻: - ページ: 60-65

    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 環太平洋西部島嶼地域における更新世後期から完新世中期の貝製釣針2025

    • 著者名/発表者名
      山野ケン陽次郎
    • 雑誌名

      先史学・考古学論究

      巻: Ⅸ ページ: 513-526

    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 文化的ニッチ構築とその周辺2024

    • 著者名/発表者名
      田村 光平
    • 雑誌名

      社会心理学研究

      巻: 40 号: 2 ページ: 100-121

    • DOI

      10.14966/jssp.sp2023-032

    • ISSN
      0916-1503, 2189-1338
    • 年月日
      2024-11-30
    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 起源探索ではない視点から見た琉球列島人類史研究のポテンシャルー南琉球先史時代の特異な文化形成に関する新たな比較地域文化研究の可能性-2024

    • 著者名/発表者名
      山極海嗣
    • 雑誌名

      琉球大学考古学研究室開設30周年記念論文集

      巻: なし ページ: 1-12

    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 外来研究者との共同研究「分野横断型の考古学的資料解析による日本列島南西端の島嶼文化起源の解明」2024

    • 著者名/発表者名
      山極海嗣、波田野悠夏、 田村光平
    • 雑誌名

      島嶼地域科学研究所 2023年度所報

      巻: なし ページ: 17-18

    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] パレオゲノミクスの周辺分野への影響と課題2024

    • 著者名/発表者名
      田村光平
    • 雑誌名

      月刊細胞

      巻: 56(14) ページ: 34-35

    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 書評『絡まり合うモノと人間 関係性の考古学に向けて』2024

    • 著者名/発表者名
      田村光平
    • 雑誌名

      季刊考古学

      巻: 167 ページ: 108-108

    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 南洋の貝文化2024

    • 著者名/発表者名
      山野ケン陽次郎
    • 雑誌名

      海洋考古学会第14回研究会資料集

      巻: - ページ: 9-12

    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 15 太平洋諸島からの視点2024

    • 著者名/発表者名
      山野ケン陽次郎
    • 雑誌名

      考古学研究会70周年記念誌 考古学の輪郭

      巻: - ページ: 76-77

    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 書評『貝輪の考古学-日本列島先史時代におけるオオツタノハ製貝輪の研究-』2024

    • 著者名/発表者名
      山野ケン陽次郎
    • 雑誌名

      考古学研究

      巻: 71(3) ページ: 82-84

    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
  • [学会発表] 形態と文化と道具で探る古き南の島の人々-南琉球の学際研究からみえること-2024

    • 著者名/発表者名
      山極海嗣
    • 学会等名
      形態と文化と道具で探る古代の人々(企画展示「学際研究で蘇る東北の豪族達」・併設展示「知の交差点:異分野との出会いから続く未来への道」関連イベント)
    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 南洋の貝文化2024

    • 著者名/発表者名
      山野ケン陽次郎
    • 学会等名
      第14回海洋考古学会
    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
  • [学会発表] 琉球列島とオセアニアにおける貝輪製作技法の共通性と独自性2024

    • 著者名/発表者名
      山野ケン陽次郎
    • 学会等名
      研究会『琉球列島における生物考古学研究のこれから』
    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
  • [学会発表] マリアナ諸島の人類はどこから来たか-貝製品からの分析-2024

    • 著者名/発表者名
      山野ケン陽次郎, 山極海嗣, 片岡修
    • 学会等名
      考古学研究会第70回総会・研究集会
    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2024-04-11   更新日: 2025-12-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi