後期旧石器時代前半期刃部磨製石斧の総合的研究：機能・年代・古環境

• 研究課題/領域番号: 24K00141
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分03050:考古学関連
• 研究機関: 東京都立大学
• 研究代表者: 岩瀬 彬 東京都立大学, 人文科学研究科, 助教 (70589829)
• 研究分担者: 中沢 祐一 北海道大学, 医学研究院, 助教 (70637420)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2029-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 18,330千円 (直接経費: 14,100千円、間接経費: 4,230千円); 2028年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円); 2027年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円); 2026年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円); 2025年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円); 2024年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
• キーワード: 後期旧石器時代前半期 / 刃部磨製石斧 / 使用痕分析 / 痕跡研究 / 被熱痕跡

研究開始時の研究の概要

世界各地へ拡散した初期の現生人類は、各地の環境に応じて多様な技術や行動を柔軟に生み出した。約3.8万年前頃に日本列島へ到達・定着した現生人類もまた、列島の冷温帯の森林的環境に適応的な技術や行動を組織していたはずである。日本の後期旧石器時代前半期の最大の特徴である刃部磨製石斧はどのような機能・用途をもっていたのか。本研究では遺跡資料の石器使用痕分析、被熱石器を伴う炭化物の年代測定を手がかりとした遺跡の年代決定、遺跡発掘、そして古環境データの整理を通して、刃部磨製石斧の機能・用途、そして出現と消滅の年代を明らかにし、また当時の自然環境と石斧の出現や消滅、機能・用途の関連を検討する。