近代日本における法継受の再検討－民衆および社会に対する法教育の分析を通じて―

• 研究課題/領域番号: 24K00194
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分05010:基礎法学関連; 小区分05030:国際法学関連; 合同審査対象区分:小区分05010:基礎法学関連、小区分05030:国際法学関連
• 研究機関: 三重大学
• 研究代表者: 田中 亜紀子 三重大学, 人文学部, 教授 (90437096)
• 研究分担者: 林 真貴子 名古屋大学, 法学研究科, 教授 (70294006) ; 小野 博司 大阪大学, 大学院高等司法研究科, 教授 (70460996) ; 三阪 佳弘 広島修道大学, 法学部, 教授 (30219612) ; 謝 政徳 大阪大学, 大学院法学研究科, 招へい研究員 (10718761) ; 矢切 努 中京大学, 法学部, 准教授 (70718759)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 18,200千円 (直接経費: 14,000千円、間接経費: 4,200千円); 2026年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円); 2025年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円); 2024年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
• キーワード: 法教育史 / 法継受 / 法の浸透

研究開始時の研究の概要

本研究は、国家ないしは立法および行政に関わる法専門家の視点から分析されてきた近代日本の「法の継受」過程を、民衆ないしは社会（内地のみならず植民地を含む）の視点から把握し直すことによって、国家＝為政者と社会＝民衆との間の緊張・対立と相互浸透のなかで新たな「法の継受」過程を描こうとするものである。また、従来の研究における「法の継受」を再検討する目的で、民衆における「法の継受」に注目して法教育領域ならびに教育法制における「法の継受」、メディアなどの教育機関以外で行われた法教育を分析することで、近代日本における法継受の到達点を明らかにするとともに新たな研究領域としての法教育史を開拓するものである。