| 研究課題/領域番号 |
24K00228
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| 研究種目 |
基盤研究(B)
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| 配分区分 | 基金 |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分06020:国際関係論関連
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| 研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
増島 建 神戸大学, 法学研究科, 教授 (30286017)
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| 研究分担者 |
落合 雄彦 龍谷大学, 法学部, 教授 (30296305)
浦部 浩之 獨協大学, 国際教養学部, 教授 (30306477)
中村 覚 神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (60359867)
井原 伸浩 名古屋大学, 情報学研究科, 准教授 (80621739)
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| 研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2028-03-31
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| 研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)
2027年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2026年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2025年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2024年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
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| キーワード | 地域主義 / グローバルサウス / アフリカ / 中南米 / 中東 / 東南アジア / G20 / BRICS |
| 研究開始時の研究の概要 |
1980年代半ば以降にグローバル化と冷戦の終焉に至る国際政治の変化により、世界で進展 した地域主義(「新地域主義」)は、地域主義のモデルともてはやされたEU自体の分解(ブ レグジット)や国家主権への回帰の流れの中で、もはや語られることはなくなった感がある。自国第一主義のナショナリズムの時代に地域主義はこのまま衰退するのであろうか?しかし他方では、EU、東南アジア諸国連合(ASEAN)、アフリカ連合(AU)など地域組織は引き続き世界での存在感を示しているのをはじめ、「インド太平洋」など新たな地域主義の胎動もみられる。本研究の課題は、錯綜した世界の地域主義の現状を分析し、今後を展望することである。
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| 研究実績の概要 |
本研究は地域主義(regionalism)とよばれる世界の地域レベルでの協力を進める政治的な動きが、自国第一主義の時代においても可能なのかとの「問い」に答えることを課題している。研究は、今日「グローバル・サウス」として国際政治の場で影響力を増している途上地域における地域主義に焦点をおき、アフリカ・中東・中南米・東南アジアにおける地域大国の地域主義政策を国際的な研究体制で比較分析することにより、地域主義研究の新たな視座を開拓することをめざしている。 2024年度の目的は、研究方向の確認を行うとともに、第一の課題として設定した「地域主義における覇権と協力の拮抗関係」を明らかにすることである。研究メンバーは担当地域の地域大国に海外出張調査を実施することができた。2024年7月に第1回科研研究会を神戸大学にて開催し、担当地域の地域主義の現状について報告・討議を行った。さらに2025年1月に第2回科研研究会を神戸大学にて開催し、前南アフリカ駐箚大使の牛尾滋氏を招き、グローバル・サウスの盟主の一つとされる南アフリカ外交およびアフリカにおける地域主義の動向について報告を行っていただき、質疑応答を科研メンバーとの間で行った。 初年度の一連の海外調査と研究会を通して得られた知見としては、地域大国の外交と内政の密接な関係に着目する必要があること、特にイデオロギーの役割の重要性である。リベラル国際秩序の動揺と、G20やBRICSにおけるグローバル・サウスの主張は、地域大国における国内政治の展開と密接に関連している点が再確認できた。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
2: おおむね順調に進展している
理由
研究メンバーは初年度の海外調査をほぼ予定通り実施することができた。また研究会を2回開催し、研究の方向性について確認するとともに、参加メンバーもそれぞれの担当地域・分野について研究の進捗状況を報告し、議論を行うことができた。初年度の課題である地域派遣国の役割について、科研メンバーはそれぞれの担当地域について調査を進めることができた。
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| 今後の研究の推進方策 |
グローバル・サウスにおける地域主義の展開は、トランプ政権の自国第一主義政策、特にトランプ関税によって大きな影響を受けている。その影響は各地域によって異なっており、研究ではこうした最近の動向を視野に入れて、各地域の独自性と共通性を分析することを進めたい。
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