| 研究課題/領域番号 |
24K00239
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| 研究種目 |
基盤研究(B)
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| 配分区分 | 基金 |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分07010:理論経済学関連
小区分07020:経済学説および経済思想関連
合同審査対象区分:小区分07010:理論経済学関連、小区分07020:経済学説および経済思想関連
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| 研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
グレーヴァ 香子 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (10219040)
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| 研究分担者 |
河田 陽向 駒澤大学, 経済学部, 講師 (00827131)
中村 祐太 横浜市立大学, 国際総合科学部(八景キャンパス), 准教授 (30848932)
岡本 実哲 明治学院大学, 経済学部, 准教授 (70826627)
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| 研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2029-03-31
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| 研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2028年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2027年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2026年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2025年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2024年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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| キーワード | 利害関係 / 投票ルール / 社会的厚生関数 / 特徴付け / ゲーム / 社会的選択 / 投票 / 説明責任 |
| 研究開始時の研究の概要 |
経済活動は価格のみならず、ランキングや賞などの様々な比較評価情報によっても大きく影響される。専門家など社会の一部が評価を行っている場合の利害関係や、評価に用いられる指標の値の出やすさが評価対象によって異なるなどのバイアスはできる限り排除しつつ、評価者・データの持つ情報は活かす必要がある。また、評価対象側が評価者にコネを作ろうとするような戦略的行動は排除しつつ、適切な競争は促進すべきである。本研究は数理的アプローチ(社会的選択理論、ゲーム理論とシミュレーション)で、バイアスや関係性を考慮して集団的評価を導出する新しい枠組みを作り、集計ルールの望ましい性質の定義および設計を行う。
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| 研究実績の概要 |
(1)既にほぼ完成していた"Accountable Voting"論文について:メインの不可能性定理の1つを拡張し、望ましい投票ルールの存在条件の特徴付けを新たに1つ追加できた。これはトップジャーナルを狙う上で大きな進展である。当初はNo-Power-Game property(以下、NPGとする) とA-Unanimity が整合しないという不可能性定理であったものを、NPGをパラメター付けしたところ、NPGの最も弱い形以外はA-Unanimity と整合せず、最も弱い形のNPG(1)は整合する、という必要十分条件が見つかった。 この"Accountable Voting"論文の学会報告と学術雑誌投稿にも力を入れた。海外の学会では4回、国内の学会で1回報告し、また国内のセミナーでも2回報告した。 海外のトップ学術雑誌には4回投稿したが、採択には至っていない。3月末に投稿した学術誌からの回答を待っている状況である。 (2)投票ルールの特徴付け:本課題で予定していた第1論文にもとりかかり、"Accountable Voting"論文の投票ルールをより一般的な定義域に拡張した上で、スコアリング投票ルールについての公理的特徴付けを探っている。既にスコアリングルールの1つである単記投票ルールについては、利害関係バイアスを減らす公理を含めて公理的特徴付けに成功した。 (3)ゲームモデル:グレーヴァが研究してきたプレイヤーが移動するゲームモデルを基礎として、社会的ランキングと個人の選好によりプレイヤーが移動する(例えば学校選択)ゲームモデルを考え、社会的評価ランキングがプレイヤーの利得に影響するのみならず、プレイヤーの移動の結果が社会的評価ランキングを変化させるというモデルを作ろうとしている。本年度は非常に簡単なケースに着手した。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
2: おおむね順調に進展している
理由
既に完成していた論文"Accountable Voting"の出版には至っていないが、雑誌投稿と学会報告を繰り返す過程で定理を強化することができたのでトップジャーナルを狙えるところまで来ている。次の論文として、単記投票ルールの特徴付けは既に1つできており、より一般のスコアリング投票ルールの特徴付けについても証明のアイディアはある。ゲームモデルについても基本構想ができているので、だいたい予定通りに進んでいる。
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| 今後の研究の推進方策 |
まずは既に完成している"Accountable Voting"論文をできる限りよい雑誌で出版するように全員で努力する。その間、本課題における第1論文として予定しているスコアリング投票ルールの公理的特徴付け、第2論文として社会的ランキングが入ったプレイヤー移動ゲームモデルの分析も進めていく。いずれも4人全員で定期的に会合を行いつつ、Slack やOverleaf というツールも日常的に使用して進めていく。また、"Accountable Voting"論文の出版の目処が立ち次第、シミュレーション研究の準備構想を作り、RA探しにとりかかる。
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