| 研究課題/領域番号 |
24K00271
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| 研究種目 |
基盤研究(B)
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| 配分区分 | 基金 |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分07060:金融およびファイナンス関連
小区分07030:経済統計関連
合同審査対象区分:小区分07030:経済統計関連、小区分07060:金融およびファイナンス関連
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| 研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
植杉 威一郎 一橋大学, 経済研究所, 教授 (40371182)
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| 研究分担者 |
眞鍋 雅史 嘉悦大学, 経営経済学部, 教授 (20537071)
平賀 一希 名古屋市立大学, 大学院経済学研究科, 准教授 (40528923)
吉野 直行 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 名誉教授 (50128584)
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| 研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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| 研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
2026年度: 8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
2025年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2024年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
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| キーワード | 地域金融 / 金融機関 / 貸出・預金市場 / 中小企業金融 / 資金循環 / 効率性 / 貸出市場 |
| 研究開始時の研究の概要 |
貸出・預金を介した地域間資金循環指標と市場集中度を長期に拡張した上で、地域金融市場の効率性に係る研究を推進する。第1に、集中度と地域間資金移動程度のコロナ禍の下での変化を把握するとともに、日本の高度成長期から現在に至る時期における構造変化の有無を検証する。第2に、地域金融市場と地域経済との相互連関の状況を明らかにする。第3に、地域間の資金移動を考慮した金融機関行動の構造推定を通じて、地域金融市場の機能に関する理論的な分析を行う。これらの研究のうちのいくつかを、国際的な協同により推進する。以上の取り組みを通じて、地域金融市場の過去から現在に至る動向を把握し、将来に向けた変化の方向性を展望する。
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| 研究実績の概要 |
本研究計画では、地域金融市場に注目し、貸出・預金を介した地域間資金循環指標と市場集中度を長期にわたって拡張した上で、地域金融市場の効率性に係る研究を推進することを目的としている。2024年度は、それを実現するためのデータ整備の取り組みを進めるとともに、地域金融や企業の資金調達行動に関する研究の推進に取り組んだ。 1.データ整備については、これまでに代表者が分担者とともに行ってきた、貸出・預金を介した地域間資金循環指標の作成や、都道府県レベルでの貸出・預金市場における集中度の測定を過去に遡って行うための作業を実施した。具体的には、 ・過去の金融機関店舗情報をデータベース化するために、過去の金融機関店舗情報が記載された紙の刊行物の1990年版と1980年版を網羅的にスキャンした上で、OCRを用いて電子ファイルにする作業をほぼ完了した。 ・市区町村ごとの貸出・預金情報が分かる2005年以降について、貸出・預金残高の決定要因を、金融名鑑から得られる店舗所在地、従業者数、設立時点と、それ以外の資料から得られる地域経済の活動程度に関する情報とを合わせて説明変数に用いることで、推定した。 今後は、得られた結果に基づき、過去の金融機関店舗情報を用いて、1990年と1980年時点における市町村レベルでの貸出残高・預金残高を推計する。その上で、それぞれの時点における貸出・預金市場の集中度と地域間資金循環指標の作成を行う予定である。 2.研究論文執筆については、英文査読誌に論文を3本刊行し、英文・和文査読誌に論文をそれぞれ1本投稿して現在改訂要求を踏まえて改訂中である。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究は(a)データベース整備、(b)データベースを用いた分析、(c)国際共同研究の3つからなっており、それぞれ以下のように進捗している。 (a)データベース整備については、2005年以前に遡って金融機関の店舗レベルの情報を電子化する作業を進めてきた。1990年と1980年の2時点についてはほぼ完了しているところである。金融機関店舗の時間を通じた変化をある程度の精度で追跡するには、あと数時点分の情報の入力が必要であると考えており、全体の半分弱の作業が完了していると考えている。 (b)データベースを用いた分析については、(a)の作業の進捗に依存する部分については、まだ着手できていない。一方で、既にある企業レベルや地域レベルのデータを用いた研究については、英文査読誌での論文を3本刊行し、英文・和文査読誌に論文をそれぞれ1本投稿して現在改訂要求を踏まえて改訂中である。当初想定通りの進捗をみていると考える。 (c)国際共同研究については、FRBのエコノミストとの研究に係る意見交換を行うとともに、オックスフォード大学・イングランド銀行の研究者らとの共同研究を進めているところである。後者については現在論文を執筆中であり、おおむね順調に進展していると考えることができる。
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| 今後の研究の推進方策 |
(a)データベース整備、(b)データベースを用いた分析、(c)国際共同研究のそれぞれについて、以下のように予定している。 (a)データベース整備については、金融機関店舗情報の電子化を進めると同時に、それに基づいた地域レベルでの貸出・預金残高の推計をした上で、過去数時点における地域における貸出・預金市場の集中度と地域間資金循環指標の計測を行う。 (b)データベースを用いた分析については、まずは(a)の作業を踏まえて、地域金融市場の変遷を概説する論文を執筆する。並行して、他のデータベースを併用して、地域における金融機関の貸出行動、企業の資金調達行動の変遷に関する研究を推進する。 (c)国際共同研究については、まずは、現在海外研究者と進めている共同研究を英文査読誌に刊行することを目指す。次に、(a)のデータベースを用いてFRBのエコノミストとの共同研究を開始することを目指す。
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