| 研究課題/領域番号 |
24K00366
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| 研究種目 |
基盤研究(B)
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| 配分区分 | 基金 |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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| 研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
君塚 仁彦 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (00242230)
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| 研究分担者 |
川手 圭一 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (50272620)
椿 真智子 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (80236934)
鈴木 明哲 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (70252947)
木村 守 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (80345321)
及川 英二郎 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (80334457)
金子 真理子 東京学芸大学, 先端教育人材育成推進機構, 教授 (70334464)
日高 智彦 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (60803921)
新免 歳靖 東京学芸大学, 教育学部, 講師 (40759156)
牛木 純江 東京学芸大学, その他部局等, 個人研究員 (30991179)
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| 研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2028-03-31
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| 研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
2027年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2025年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2024年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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| キーワード | 学童疎開 / 師範学校 / 師範学校附属国民学校 / 平和学習 / 教材開発 / 社会科教育 / 日本近代教育史 |
| 研究開始時の研究の概要 |
本研究の概要は次の2点にまとめられる。①師範学校における集団学童疎開史料群の台湾を含む全国的な所在確認と教育デジタルアーカイブ化、そして、これまで十分な分析がなされてこなかった師範学校の教師の意識や行動を基軸に教育史的分析を行う。②①の成果を活用し平和学習教材開発と附属小学校での授業実践、および教員養成カリキュラムの開発と大学での授業実践を通してその教育的可能性を明らかにすることである。
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| 研究実績の概要 |
研究計画初年度に当たる2024(令和6)年度は、師範学校附属国民学校における学童疎開史の全体的な実態解明のため、研究計画に基づき、東京都内における史料調査と実態解明、疎開先である長野県等の調査を通じて、教師の意識・行動に関する分析と解明、疎開先の最新研究状況の把握と総合的解明に向けての問題点抽出を行った。予想以上に関連資料が確認されたため、今年度は、東京地区調査Ⅰ(東京学芸大学附属小学校等)および、東京地区調査Ⅱ(豊島区立郷土資料館、練馬区立石神井公園ふるさと文化館等)、を中心に調査および収集資料のデジタル化を実施した。 具体的には、師範学校附属国民学校の系譜を引く東京学芸大学附属世田谷小学校、東京学芸大学附属竹早小学校、東京学芸大学附属大泉小学校に保管されている学童疎開関係史料の調査が中心となった。研究開始前に予備調査を行っていたものの、今回、新たに発見された資料も多数確認され、その一部は、今年度導入したデジタル公開システムを活用し公開に向けての準備を進めた。また、関連する学校・博物館等調査としては、東京女子高等師範学校附属国民学校(現・お茶の水女子大学附属小学校)の学童疎開史料を保管する同大学歴史館における調査、長年、学童疎開史料調査を東京都豊島区立郷土資料館所蔵の学童疎開史料およびヒアリング調査を実施し、それぞれ所在調査確認と研究状況の確認を行った。 同時に、展示調査を中心として東京学芸大学附属大泉小学校の前身校である東京第三師範学校附属国民学校時代の学童疎開関係史料を保管し、資料集も刊行している練馬区立石神井公園ふるさと文化館における調査、また、東京第一師範学校男子部附属国民学校(附属世田谷小学校)の疎開先である長野県飯田市で資料調査ならびに関係者の資料ならびにヒアリング調査を行い、学童疎開記憶の継承の在り方について検討を行った。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
2: おおむね順調に進展している
理由
研究計画1年目は、東京地区にある師範学校附属国民学校の系譜を引く附属小学校、今回新たに確認されたものも含め予想以上に学童疎開関係史料が保管されていたことから、東京学芸大学附属小学校における調査が中心となり、一定の成果は得られ、おおむね順調に進んでいると考えている。ただ、学童疎開史料を保管している博物館等も含めて調査が東京地区に集中し、疎開先の地方調査を組み込んだため、おおむね研究計画通りであったとはいえ、他地域の調査に遅れが出ていることは否めないが、二年目で十分挽回できる程度である。 また、今年度においては、収集史料の一部デジタル資料化の準備、成果還元および公開に向けてのシステム構築を実施することができた。本研究は、教育史研究の成果と実践的な教育活用をリンクさせる点で領域を横断してつなごうとする総合性を持つが、3年目以降の教材開発や平和学習での授業実践等を考えれば、この点でも一定の進展があったと考えている。
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| 今後の研究の推進方策 |
先にも述べたように、研究計画1年目は、新たに確認されたものも含め予想以上に関係史料が保管されていた東京地区の師範学校附属国民学校の系譜を引く附属小学校に調査、ならびに関連史料を保管している博物館等の調査が想定以上に中心となった。 2年目においても東京地区の調査および史料収集は進めていくが、当初の研究計画に基づき、大阪、愛知、広島地区などの地方、台湾などでの調査を進め、可能な範囲で史料収集を行う予定である。また、デジタル公開可能なものは部分的に公開するなどの成果還元も実施したいと考えている。 同時に、疎開学童受け入れ先である長野県、宮城県、山形県、青森県等における史料調査およびヒアリング調査を行い、可能であれば、疎開学童であった方々からのヒアリング調査も実施していく。師範学校附属国民学校における学童疎開については、体験者による組織的な記憶の語りつぎも複数確認されている。3年目に計画している教材開発や平和学習での授業実践等も念頭に置きながら、関係者との関わりを深め、疎開児童であった側に記憶の多様性と語りつぎ、継承の在り方などについても調査、検討、考察を進めていく予定である。
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