研究課題
基盤研究(B)
本研究は、アフリカ東部ウガンダおよびケニアの農村部の初等教育において、資源が不足地域においても成功している学校とコミュニティの事例研究を基に、人びとが子どもたちの学習を促進するために必要な情報をいかに共有し、追加的な支援がなくとも学習を充実化することができるのかを探るものである。具体的には、学習に関連する情報の共有手段に着目し、コミュニティと学校の有効なコミュニケーションツールを特定し、地域に適切な情報を実験的に共有することで、その効果を測る。効果としては、学力だけでなく、子どもたちの多様性や包摂性への理解についても情報共有の成果を測ることで、地域の文脈に合った学びの実現を目指す。