文化的・言語的に多様な背景をもつ子どもの知的能力の発達軌跡と神経活動の関係

• 研究課題/領域番号: 24K00400
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分09030:子ども学および保育学関連
• 研究機関: 慶應義塾大学
• 研究代表者: 北 洋輔 慶應義塾大学, 文学部(三田), 准教授 (90627978)
• 研究分担者: 奥村 安寿子 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 准教授 (60749860)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2029-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 18,590千円 (直接経費: 14,300千円、間接経費: 4,290千円); 2028年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2027年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円); 2026年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円); 2025年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円); 2024年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
• キーワード: 小児 / 発達 / 発達障害 / 多言語 / 神経

研究開始時の研究の概要

外国にルーツのある子ども（CLD児）は、“言葉か発達か”と問われるように発達の評価が難渋しやすい。実際に彼らの知的能力は経年で安定しておらず、この背景には、多言語環境に特徴的な神経活動の熟達化の影響があると仮説立てられる。
本研究では、CLD児における知的能力の発達軌跡と神経活動との関係を明らかにすることを主目的とする。就学前後の間隔で、モノリンガル児と、国内および国外のCLD児を対象に、知的能力・言語能力・安静時脳波を評価するコホート調査を行う。本調査から、知的能力の経年変化を生み出す神経活動と言語環境を特定し、ヒトの知的能力が多言語環境によって変化しうるという基礎知見が得られると期待する。