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読書行為の多様性に対応する発達モデルに基づく包括的学習支援アプローチの開発と検証

研究課題

研究課題/領域番号 24K00417
研究種目

基盤研究(B)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関大阪教育大学

研究代表者

住田 勝  大阪教育大学, 教育学部, 教授 (40278594)

研究分担者 幾田 伸司  鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (00320010)
寺田 守  京都教育大学, 教育学部, 准教授 (00381020)
中西 淳  愛媛大学, 教育学部, 教授 (10263881)
山元 悦子  福岡教育大学, 教育学部, 教授 (20220452)
砂川 誠司  愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (20647052)
宮本 浩治  岡山大学, 教育学域, 教授 (30583207)
冨安 慎吾  島根大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (40534300)
中井 悠加  島根県立大学, 人間文化学部, 准教授 (40710736)
上山 伸幸  創価大学, 教育学部, 准教授 (40780325)
植山 俊宏  京都教育大学, 教育学部, 教授 (50193850)
上田 祐二  北海道教育大学, 教育学部, 教授 (50213369)
守田 庸一  三重大学, 教育学部, 教授 (60325305)
坂東 智子  山口大学, 教育学部, 教授 (60634764)
河野 智文  福岡教育大学, 教育学部, 教授 (70304144)
山元 隆春  広島大学, 人間社会科学研究科(教), 教授 (90210533)
若木 常佳  福岡教育大学, 大学院教育学研究科, 教授 (90454579)
長岡 由記  滋賀大学, 教育学系, 准教授 (90615915)
辻村 敬三  大阪成蹊大学, 教育学部, 教授 (90712505)
研究期間 (年度) 2024-04-01 – 2028-03-31
研究課題ステータス 交付 (2024年度)
配分額 *注記
18,590千円 (直接経費: 14,300千円、間接経費: 4,290千円)
2027年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2026年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2025年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
キーワード文学教育 / 認知的道具 / 読書反応 / 説明的文章テクスト / 読解指導 / 読解力の発達 / 読書行為モデル / 包括的学習支援アプローチ
研究開始時の研究の概要

本研究課題は、まず多様な読書反応を駆動する【読書行為のモデル】の有効性を確かめるための基礎的実態調査を行い、「モデル」の拡張並びに再定義を試みる。それを踏まえて大規模実践調査に基づいた読解戦略診断基準の導出を試みる。個々の学習者が採用する「愛好する読みの方略」を掴むための理論的フレームの構築である。そうした診断フレームを応用しながら、読解戦略診断基準に基づいたマルチレベル支援アプローチの開発に進む。そして実際の国語学習の場面で、それぞれの読書戦略をそれぞれに支援する国語科読解指導におけるマルチレベル支援アプローチを試み、それがどのような有効性を備えているのかを検証する。

研究実績の概要

読みの学習指導における学習者の読みにおいて生成される読者反応を、「テクストの要素」(題名、人物、場面、伏線、語り等々)と、その要素を用いてどのような読書行為を行うのか(引用する、理解する、個人化する等々)というふたつの軸で捉えるための理論的枠組みを策定した。そして大阪府、徳島県、福岡県の附属小中学校、公立小中学校で、「わにのおじいさんのたからもの」、「忘れられない贈り物」、「大人になれなかった弟たちに」を用いた、「初発の感想」を引き出すセッションを行い、ワークシートに書き込まれた読者反応を収集した。
この予備調査は、研究分担者が依頼することができる学校に依頼したので、包括的な調査デザインとはなっていない。例えば、「わにのおじいさんのたからもの」」を用いた調査は、外国での長期の生活経験のあるいわゆる帰国児童という背景を持つ四人の小学生が、テクストと展開方的に出会う形で進められた。1ページずつ読んで反応を書き、続きを予想することを繰り返した。「わすれられないおくりもの」については、小4、小5を対象に、初発段階での感想をワークシートに書き込む形で行なった。「大人になれなかった弟たちに」は、中学校1年生を対象としていた。得られた読者反応を、先述したふたつの分析枠でコーディングし、全体的な読みの戦略の様態、特徴的な読み方の特徴を掴むための分析を行なっている途中である。来年度に向けて、より大きな規模の調査を行うための基礎的な取り組みである。
これらは文学テクストの取り組みであったが、説明的文章教材についてもパイロット的な予備調査を行い、その反応から、分析の観点を策定する準備をしているところである。

現在までの達成度
現在までの達成度

2: おおむね順調に進展している

理由

今年度の取り組みで予定されていた初発の感想を収集するための予備調査、そのコーディングのための分析枠の策定等は、順調に進んだ。コーディング作業を年度内に行い。来年度に向けて分析考察を進めていきたい。

今後の研究の推進方策

今後は、実施された3種類の文学の読みに関する予備調査チーム、説明的文章に関する予備的研究チームの四つのパートに分かれて、分析作業を進める予定である。なお、6月に予定されている全国大学国語教育学会三重大会において、ラウンドテーブルに発表エントリーをしており、予備調査の成果を報告する予定である。

報告書

(1件)
  • 2024 実施状況報告書
  • 研究成果

    (9件)

すべて 2025 2024

すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 多様な児童の読みの反応を出発点に,主体的追究と協働的交流で展開する文学の授業の提案2025

    • 著者名/発表者名
      山元 悦子、福山 真奈美
    • 雑誌名

      福岡教育大学紀要. 第一分冊, 文科編

      巻: 74 号: 74 ページ: 11-26

    • DOI

      10.34603/0000002510

    • ISSN
      0286-3219
    • URL

      https://fukuoka-edu.repo.nii.ac.jp/records/2001680

    • 年月日
      2025-03-10
    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 小学校国語教科書づくりを通した創造的な教師の育成2025

    • 著者名/発表者名
      中井悠加
    • 雑誌名

      人間と文化

      巻: 8 ページ: 30-40

    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 第3章 漢字教育における学習内容と評価2024

    • 著者名/発表者名
      冨安慎吾
    • 雑誌名

      全国大学国語教育学会・公開講座ブックレット

      巻: 15 号: 0 ページ: 30-37

    • DOI

      10.20555/booklet.15.0_30

    • ISSN
      2758-2086
    • 年月日
      2024-10-18
    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 学習者が夢中で学びに取り組む国語科授業はどのような姿をとるのか――リテラチャー・サークルを取り入れた授業の分析を手がかりとして――2024

    • 著者名/発表者名
      山元 隆春
    • 雑誌名

      国語科教育

      巻: 96 号: 0 ページ: 14-16

    • DOI

      10.20555/kokugoka.96.0_14

    • ISSN
      0287-0479, 2189-9533
    • 年月日
      2024-09-30
    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 学習者が漢文を学ぶ意義を考えることができるカリキュラムの必要性 : 三省堂『高等漢文』(昭和二九年)の検討から2024

    • 著者名/発表者名
      冨安慎吾
    • 雑誌名

      日本文学

      巻: 73 ページ: 23-34

    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 自立した読み手を育てる文学教育の構想 : 読者反応理論の視点から2024

    • 著者名/発表者名
      山元隆春
    • 雑誌名

      富山大学国語教育

      巻: 48 ページ: 1-16

    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 言葉の意味を考える文学の学び : 「ごんぎつね」(新美南吉)を例として2024

    • 著者名/発表者名
      寺田守
    • 雑誌名

      京都教育大学国文学会誌 /

      巻: 52 ページ: 23-35

    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
  • [学会発表] 「白いぼうし」を構造的に読む:「やさしい松井さん」/「不思議な女の子」を超えて2025

    • 著者名/発表者名
      住田勝
    • 学会等名
      第14回研究会 2025年2月22日 あまんきみこ研究会
    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
  • [学会発表] 文学テクストに関わる資質・能力の構造―「存在」と「時間」と「語り」―2024

    • 著者名/発表者名
      住田勝
    • 学会等名
      第147回全国大学国語教育学会越谷大会
    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書

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公開日: 2024-04-11   更新日: 2025-12-26  

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