研究課題
基盤研究(B)
本研究課題では,2時点の学士課程カリキュラムデータセット(UCD)を用いながら,カリキュラムの構成要素が改革に際し,学修者本位の特徴を有する傾向にあるのかを実証する.学修者本位は,いまや無視できない改革理念となっているが,その影響が学士課程教育の根幹であるカリキュラムにまで及んでいるかを知る術は,これまでなかった.既存のUCD2018と新規作成するUCD2024の比較によって,この間に行われたカリキュラム改革の頻度と程度を把握できれば,学士課程教育を対象としたカリキュラム研究の新たな可能性が拓かれるだけでなく,UCDの公開による利害関係者への情報提供という社会的波及効果も期待できる.