研究課題/領域番号 |
24K00480
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10010:社会心理学関連
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
野波 寛 関西学院大学, 社会学部, 教授 (50273206)
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研究分担者 |
田代 豊 名桜大学, 国際学部, 教授 (20441959)
坂本 剛 中部大学, 人文学部, 教授 (30387906)
青木 俊明 東北大学, 国際文化研究科, 教授 (60302072)
杉浦 元亮 東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (60396546)
大友 章司 関東学院大学, 人間共生学部, 准教授 (80455815)
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研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2026年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2025年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2024年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | 公共財問題 / 共感 / 道徳 / 世代性関心 / 社会認知脳 |
研究開始時の研究の概要 |
他者への共感は困窮者への支援を促す一方、外的環境への注意の低減や俯瞰的な思考の阻害といった負の効果を及ぼす。マイクロな対人関係場面では困窮者の救済を促す共感が、その負の効果により、マクロな社会全体でネガティヴな集合的帰結をまねく例として、共有財・公共財をめぐる共貧化が挙げられる。これに対し、持続可能性に向けた俯瞰的な考慮を促す要因として、将来世代への配慮すなわち世代性関心(generativity)が注目できる。 本研究では、共感が共貧事態を導く過程と世代性関心がそれを防ぐ過程を、社会心理学的手法で検証する。さらに、世代性関心が持続可能性への考慮を促す機能について、脳科学的手法も用いて解明する。
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