研究課題
基盤研究(B)
効果的な学習方法を表す学習方略について多くの研究が行われてきたが,学習方略指導が異なる内容や教科での方略の自発的使用を促した直接的証拠はないことが近年指摘されるなど,その指導と評価には未だ大きな課題が存在する。そこで,本研究では,学習方略を知る/使う/応用するという指導枠組みを考案し,遅延時間の設定や転移テストを通じた質の高い効果検証を行う。この指導枠組みのもと,メタ認知や協同など学習方略の関連領域の知見を統合した小・中学生に対する実験研究と,学校現場との長期的かつ協働的な指導を通じた実践研究を実施する。